2017年1月16日月曜日

退職時にマレーシアで必要な手続きなど


退職時にやらないといけないこと














  • 退職して出国までにやらないといけないこと

    • TAXクリアランス
    • ビザのキャンセル

  • 後でもいいこと

    • 銀行口座の閉鎖
    • 借りている部屋の退去
銀行口座については自分が使っているCIMBについてしかわからないがビザがキャンセルされた後でも口座は維持できるし、TAXクリアランスでリファンドがある場合は口座がないとLHDNが振り込めないのでむしろ残しておかないといけない。CIMBは1年以上ATMでの引き出しがないと、口座を休止ステータスにされるので要注意。(休止ステータスにされた場合は窓口に行って口座をActivateしてもらう。




TAXクリアランス

マレーシア滞在期間の税金精算。毎年やっている確定申告とは別物で、全滞在期間に渡って最終的に必要な税金を確定させる。TAXクリアランス後にもらえるレターがないと出国時にイミグレで捕まる可能性があるし、未払いが発生する場合は未払いのまま出国すると再入国時に入国拒否される可能性があるとのこと。あくまで可能性だが出国/入国時にトラブルのは面倒なのでやっておいたほうがいい、というかルール上やっておかないといけない当たり前のこと。

  • Assessment
LHDNが書類を審査するフェーズのこと。LHDNに確認したところこの処理は出国の1ヶ月以上前に始めないといけないとのこと。SLAは10営業日で、実績としては自分のケースは6営業日で完了した。自分のファイルが登録されているブランチに書類を提出しないといけないので、LHDNのどのブランチにいけばいいか不明な場合は電話もしくは最寄りの窓口で"SG"から始まるファイル番号を言えば行くべきブランチを教えてくれる。必要な書類は下記の通り:

  1. オリジナルパスポート(確認のため持っていくだけ。LDHNに預けることはない)
  2. パスポート全ページのコピー(白紙ページ含む)
  3. NR/R/51 (マレーシア入国/出国の全履歴をパスポートから写す。書式はLHDNでもらえる。)
  4. CP21(会社が発行。従業員が退職することの証明書)
  5. EA form(毎年確定申告前に会社にもらっている書類。退職年度分は新たに会社に用意してもらう)
  6. BE form(確定申告用の書類。書式はLHDNでもらえるしその場でオフィサーと一緒に仕上げることも可能)
  7. PCB-2(給与から引かれた所得税支払いを証明するもの。Assessmentにおいては提出は必須ではないが、後にRefund時には必要になる)
Assessmentが完了次第LHDNよりTAXクリアランスレターが発行される。レターは2部発行され1部は会社用、もう1部が自分用。郵送を頼むこともできるが急ぎの場合はLHDNに取りに行くことも可能。(※郵送時に紛失するという話をよく聞くので、それを避けたい場合も取りに行ったほうが確実かも)


  • Refund
TAXクリアランスのAssesmentが完了した後に払い戻しがあれば、Refundに必要な書類をLHDNに追加で提出する。何度もLHDNに足を運びたくなければ、リファンドがある/ないに関わらずAssesmentの書類に併せて提出しておくことも可能。必要な書類は下記の通り:
  1. 滞在全年分のPCB-2
  2. TAX Borne Letter(HRに言えばわかる。振込先口座の情報が記載してある公的なレター)

PCB-2は、会社が最終月の給料を支払っていない場合は、該当月のPCBレシート番号が空白でもいいので提出する




ビザのキャンセル


ビザ代一年分払ってるんだからビザ有効期間の途中で辞めても期限ギリギリまでマレーシアに滞在できると思ってたら会社からキャンセルしないといけないと言われた。不法滞在の片棒を会社が担ぐのは防がないといけないのでしょうがないっちゃしょうがない。なので、基本的に全部会社がやるので、従業員側でやることはこっちの都合(パスポートを手元に持っておかないといけない期間など)を伝えるだけ。

  • パスポートと出国の航空券をHRに渡す
  • 3−4営業日でキャンセルは完了
  • ビザ途中キャンセルの支払いについてボンドが労働契約書に明記されている場合は会社に支払いを行う。妻分は契約書に記載がなかったので支払わずに済んだw
  • !注意!基本的にHRはResignationレターに記載した退職日をもとにビザをキャンセルに行くが、退職日とマレーシア出国日は同じでないことが多いと思うので(引っ越しの準備等で)、ビザキャンセル日出国日とキャンセル日が同じ日になるようにHRと調整すること。自分は退職日から1週間後に出国としていたので、有給消化で調整した(有給を消化しきっていてもUnpaid Leave等で調整可能)。
  • 出国まで時間がない場合はビザのキャンセルとTAXクリアランスは並行して進めることが可能。ただTAXクリアランスが2週間−1ヶ月くらいかかる上に追加書類の提出が求められる可能性があるのでTAXクリアランスの完了までパスポートを持っておいたほうが確実。




ちなみに

  • 出国時にホールドされる等、これらの処理が遅れて困るのは従業員側なので、本来会社側がやらないといけないものも含めてこちらから会社側に積極的に働きかけないと後々面倒くさいことになる
  • TAXクリアランスについては将来的にマレーシアに戻ってくる予定でも、たとえその航空券を持っていたとしても、退職後の出国前に完了しておく必要がある。LHDNとしては本当にその人が返ってくるか保証できないため
  • マレーシア国内での転職が決まっているわけではない限り、ビザキャンセル後も引き続きマレーシアに滞在したい場合は一度出国して、ツーリストとして再入国する必要がある(日本人は90日まで滞在可能)。この際陸路でのシンガポールおよびタイ経由は最近再入国が認められないらしいので要注意。



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1 件のコメント:

  1. ビザキャンセル後の出国についてですが、マレーシア国内での転職が決まっている場合はどのような形でそのままマレーシアに滞在可能なのでしょうか。次の会社で申請が進められていることが証明されれば良いのでしょうか?

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